Handplanes
今から18年前に初めて制作したのは、スェーデン製のディビニセルという素材を用いました。
*この写真はシェイプ迄したディビニセルを15年後に撮影したものですので色が変わっています。本来の色は上部レールのグレー薄茶色です。
当時はスキムボードにどっぷりの時期で、米国のスキムボードの老舗『Victoria Skimboard』から直接輸入していましたが、その時に同社のハンドプレーンを輸入したのがハンドプレーンの原点になります。
Victoriaでは、スキムボード&ハンドプレーンのフォームにいち早くディビニセルを取り入れて、小石にぶつかってもクラッシュしない最強のボードを実現しています。また、写真のサイズでも非常に浮力を得ることができます。
このディビニセルはスェーデンのステルス艇をはじめ、世界のトップクラスのジェット機や世界最高峰のヨットーレースに参加するヨットの素材に使用されるくらい凄い素材です。
ということで、ディビニセルを仕入れてハンドプレーンの制作をしましたが、シェイプも結構大変で、ガラスクロス+樹脂で制作すると絶対にというくらい壊れません。自分用のハンドプレーンにはいいのですが、この素材で制作したものを販売すると、壊れないので商売上がったりです。というのは冗談で、非常に高価なものになるので、数本制作して終了となった幻のフォームです。
追記)
18年前はハンドプレーンを持って辻堂から茅ヶ崎あたりに入ると、何だかわからずに不思議な顔をされました。
また、当時はハンドプレーンやボディーボード用の優れたスイムフィンがなくて、全然波に乗れなかった記憶ばかり残っています。
それから考えると今は本当に手軽にボディーサーフィンが楽しめますね。
今夏にはハンドプレーンを使ったボディーサーフィンのスクールを開催したいと密かに考えています。