今年を振り返って
Body Surfing2015年もあと二日となりましたので、今年を振り返って少し書いてみます。 ハンドプレーンは約20年前にアメリカのスキムボードメーカービクトリア社から手に入れてから直ぐにハンドプレーンのシェイプの世界に入りましたが、当時は年間に2〜5本程度の制作となっていましたが、本年3月に大口の注文が入ったのがきっかけとなって今年は82本の制作と非常に忙しい一年でした。 全ての制作したボードは必ず試乗をして最高の状態にしてからお客様にお渡ししていますが、さすがにこれだけのボード数になると波の無い日が続くと、お渡しに支障がでてしまうこともありました。 しかし、一番の利点は試乗することによって本当に求めいているハンドプレーンの姿が少しずつ見えて来たことです。特にボードサイズについては、全長15インチ(約375mm)が腰〜腹サイズの波にベストサイズと考えていたのが、更に大きなサイズのショアブレイクを考えて、12インチ(約300mm)前後を主流とした制作に変わっています。 そして、テイクオフ後のマニューバーを考えてグリップもホールタイプからストラップタイプへと変わり、固定方法も一般的なボルト固定タイプからボードに穴を開けてストラップを通すタイプへと変わり、今までより深いコンケーブを付けることや薄い板の制作が可能になってきたことに尽きます。 現時点で最高のボードを紹介するとブラックウォールナット製、全長13インチ(約325mm)幅8インチ(約200mm)の以下のハンドプレーンになります。デッキ側 ボトム側 白蝶貝でのダブルウェーブ"a"のインレイ ということで、今年ナンバー1のハンドプレーンを紹介しました。 実はハンドプレーンのシーズン中は本業の楽器制作が殆ど出来ない状態が続いていたため、初冬に入ってからそのしわ寄せが来て現在は楽器制作でバタバタしています。