新プロジェクト

一昨日より新しいハンドプレーンの制作に入りましたが、外四方鉋の鉋台が使い過ぎで形状が崩れて使用不能になってしまい手持ちの様々な工具で対応しながらの制作になっています。

外四方鉋の鉋台の修正は全体のバランスを見ながら台直しをしなければならないため、相当の時間を要すためしばらく放置することにしました。と、いうことでハンドプレーンのコンケーブシェイプが非常に大変になっていて、ノミ、鎌倉彫用の彫刻刀、モーラのカービングナイフ、アラカン等の手工具総動員で対処してます。

今回制作のハンドプレーンはブラックウォールナット、ショアブレイク用で全長は30cm弱で、ノーズとテールは薄く5〜7mm程度に仕上げて、コンケーブで揚力を得て確実なテイクオフができるボードを目論んでいます。

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木材に詳しい方はわかるかと思いますが右側には固めの柾目材、左側は柔らかめの板目材を用いています。あえて、左右同じ材を用いていないのはテイクオフ時の揚力とプレーニングにこだわりを持って、重さと硬さと比重を考えてブランクスを制作しているためです。ちなみに右側前方から中央部までは見事なカーリーが出ている素材です。

インレイ(象嵌細工)は普段最後に行いますが作業がうまく進まなかったので、早々と白蝶貝からいつものダブルウェーブaを糸鋸で切り出してデッキに埋め込みました。

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裏側にもカーリーが出ています。

明日はストラップスリットの制作後、ボトムのコンケーブ、レイル、デッキの仕上げまで進めたいと思っていますが、コンケーブシェイプが難関になっています。さて、どうなることやら。