FISHFRY出展ハンドプレーンについて(マホガニー編)
Body Surfing辻堂海浜公園で開催のFISHFRYは明日開催となります。昨日の続きで今日はマホガニー製のハンドプレーンを紹介します。
現在、本家本元のマホガニーはワシントン条約の絶滅する恐れのある動植物の一つに含まれて輸出および輸入ができない木材になっています。一部の国では家具や楽器に加工されていても輸出または輸入ができない場合もありますので、個人の判断で輸入をすると大変なことになりますのでマホガニーを購入する場合は既に輸入済みのストック品を購入することをお勧めしますが、それでも絶対数に限りがあって価格が非常に高騰しています。
もともとウクレレ製作家の私はこのマホガニーで制作するウクレレが一番好きで、相当数のマホガニーを購入していましたが、ハンドプレーンの素材として使用するようになってから激減の一途をたどっている状況です。
現在私の所有するマホガニーは本家本元のホンジュラス産と、最近一般市場にも少し流通しているハワイ産の輝きのある二種類に限定してストックしています。個人的には比重が軽いハワイ産がハンドプレーンには向いている感じがしますが、色合いは褐色で重厚感のあるホンジュラス産が高級感を醸し出しています。明日FISHFRYに来られる方はこの違いをしっかりと見てください。
昨年制作したホンジュラスマホガニーは非常に褐色が強くなってきています。センターストリンガーはホンジュラスマホガニーをジリコテでサンドイッチ、両サイドのストリンガーはココボロを使用しています。
昨年制作したホンジュラスマホガニー。このハンドプレーンも褐色が強くなってきています。センターストリンガーには秋田杉、両サイドのストリンガーにはハワイアンコアを使用しています。
今年の初めに制作したホンジュラスマホガニー、センターストリンガーにはオーストラリアタスマニア産のヒューオンパイン、両サイドのストリンガーにはハワイアンコアを使用しています。
今年の4月に制作したホンジュラスマホガニー、センターストリンガーにはハワイアンコアを使用しています。
昨年末に制作したハワイアンマホガニーのハンドプレーン。角度によって輝きを放ちます。
ご覧の通りすべて個性のあるマホガニーのハンドプレーンです。ちなみに上の3番目までに使用したマホガニーはウクレレのネック4本分を1本のハンドプレーンの素材として使用しているので、どれだけ高価になるかお分かりになるかと思います。この点をわかっていて、ご家庭のディスプレーとしてお求めになるお客様も結構います。
さて、明日出展するハンドプレーンの一部を画像で添付しておきます。
左上からマホガニー、右上がキルトメイプル、左下がハワイアンコア、右下がウォールナットで、この素材がハンドプレーンにはベストの素材と考えています。ここら辺については、明日FISHFRYの会場でご確認ください。
明日は、制作方法の技術的な質問や工具等についてお気軽にお問い合わせください。
では、皆様のご来場をお待ちしています。
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